スペイン語をもっと話せたら、もっと交流してるという実感があるんだろうな。いつも簡単な買い物とか道を尋ねることばしか話してないからな。言語によらない言語はどこへ行ったのか?愛とか優しさとかさ?
英語を話せると楽だからつい英語で話そうとしてしまう。言語だこれ。
泉の水をくださったおばあちゃんの村Martés(5/30)が今までの町の中で一番印象が深い。英語は全く通じないし、スペイン語と多分バスク語と日本語と、ジェスチャーで会話した。でも何かが通じ合ったという実感があった。優しさとか親しみとか好きという気持ちが通じ合った。
Altiedaでのベンツとの会話を思い出す。デンマーク老人のベンツは人懐っこい、あちこちでスペイン人と冗談を言い合って笑っている。たまに分からない言葉があったらスペイン語の辞書を引いては喋っている。わたしは羨ましくて、スペイン語上手だね、とベンツに言った。
ベンツ "I can't understand Spanish."
わたし "But you comunicate in Spanish well."
ベンツ "Yes. Because I'm trying to."
なんてこった。敵わないなこりゃ。すげえじいさんだった。
通じ合おうという努力、意志、立場。貫いている。
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